発芽玄米とは?
玄米をわずかに発芽させたのが発芽玄米です。発芽の際に眠っていた酵素が活性化し、出芽のために必要な栄養を玄米の内部に増やしていきます。そのため、玄米よりも栄養価が高いのです。さらに硬い糠もやわらかくなるため、白米と同様に手軽に炊飯できます。発芽玄米のポジションは下記の通りです。
1.栄養価がアップ
発芽玄米の栄養価の高さは、白米をはじめ、そば、うどんなど他の主食に比べて群を抜いています。なかでも、ストレス軽減作用で知られるギャバは白米の約10倍も含まれています。
2.旨みがアップ
発芽玄米は甘み、旨みが豊富です。これは、発芽により酵素が活性化されることで、糖質が分解されて甘みが増すとともに、たんぱく質が分解されて旨み成分であるアミノ酸が増えるためです。
3.食べやすさがアップ
発芽により糠がやわらかくなることで、玄米特有の「炊飯が面倒」「硬い」というデメリットが解消され、白米と同様に炊くことができ、白米と変わらない食べやすさになります。
発芽玄米は白米と同様に炊飯器でおいしく炊けます。糖の部分に栄養が多く、また主な栄養成分であるギャバは水溶性ですので、 栄養価を守るためにとがずに軽くすすいでください。炊飯器を使用した場合、玄米モードの必要はありません。浸水時間も白米と同様ですので、玄米では難し かった白米との混合炊飯も可能です。水加減も白米とほぼ同様です。
発芽玄米に含まれる栄養価の高さは一目瞭然。
特に注目の栄養成分、ギャバは白米の約10倍も。
栄養価の高さは一目瞭然。
特に注目の栄養成分、ギャバは白米の約10倍も。
ギャバ(ガンマ-アミノ酪酸)
血中コレステロール低下作用・抗肥満効果・血圧上昇抑制効果・アレルギーの予防・アトピー性皮膚炎改善効果・精神安定作用・ストレス軽減
ガンマ-オリザノール
皮膚の老化防止・皮膚の血液循環促進・自律神経失調症の緩和・更年期障害やそれに伴う不定愁訴の緩和
IP6(フィチン酸)
抗酸化作用・抗ガン作用
食物繊維
腸内環境の調整・消化に関わる器官の運動の活発化・糖や脂質の消化吸収の抑制・便秘の予防・高コレステロール血症の予防
ビタミンB1
糖質の代謝促進・中枢神経、末梢神経の働きの正常化・脚気の予防・記憶力低下の抑制
イノシトール
脂肪肝、動脈硬化の予防
ビタミンE
抗酸化作用・老化防止
マグネシウム
心臓病の予防・カルシウムやビタミンB1の吸収促進
総フェルラ酸
活性酸素除去・メラニン色素の生成を抑制
カリウム
高血圧の予防・細胞内外のミネラルバランスを維持
亜鉛
味覚異常の予防・生殖機能の正常化
①玄米 |
②水 |
③温度と変化 |
④発芽 |
発芽玄米は、玄米から作られます。玄米の状態では、栄養素が長期間保存できる形になっていて、人が食しても有用な働きをしません。
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水を加えると、酵素が出てきます。
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この酵素が、長期保存に適したかたちの栄養素にくっつきます。この酵素は糠の食物繊維にも作用します。
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酵素によって、栄養素が長期保存に適したかたちから、発芽に必要なかたちに変えられます。この発芽に必要なかたちの栄養素は、人体にも有用な栄養素となっています。
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